スパゲッティ・ナポリタンの発祥

洋食屋さんや喫茶店の定番メニューであるスパゲッティ・ナポリタンは、日本生まれの料理です。

イタリアにはスパゲッティ・ナポリタンという料理は存在しません。

横浜にあるホテルニューグランド2代目総料理長である入江茂忠氏がスパゲッティ・ナポリタンを考案したという説が定説となっており、現在でもホテルニューグランドでは、名物料理として提供されています。

第二次大戦後に総料理長に就任した入江氏は、アメリカ進駐軍の兵士がスパゲッティにケチャップと塩胡椒をかけて食べているのを見てヒントを得て、これをきちんとした料理にしようとレシピを考え出したと言われています。

しかし、戦前の1934年には既にニューグランドのアラカルトメニューの中にナポリテーヌが含まれていました。

ナポリテーヌはフランス語で、1920年に発行された西洋料理の本には茹でたスパゲティにトマトとチーズを加えて、ハムを加えたブイヨンで煮込む、と書かれています。

これをアラカルトとして流行らせたのが、ニューグランドの創業当時の総料理長、ワイルという人で、この人の弟子である石橋豊吉氏が1946年横浜に開業したセンターグリルというレストランでケチャップ味のスパゲッティを最初にメニューとして出しました。

最初、センターグリルではこれをイタリアンと呼んでいましたが、後にナポリタンと呼ぶようになりました。


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